大地の遺産と野生生物を探す山登り!探求アドベンチャー体験(網代弁天山編)
- 開催日時&残席状況
(◯:あきあり △:あとわずか ✕:満席)
- 開催場所
網代弁天山で地球のダイナミックな歴史と、野生生物を探索できる自然フィールド
ギフテ!でおなじみの自然探求の先生、サクちゃんとの秋の山登り体験です!今回の舞台は「網代(あじろ)弁天山」、奥多摩の玄関口に位置する標高約300メールとの小さな山なので、小さなお子さんでも気軽に登れます。今回は網代弁天山にある神秘的な自然遺産と、秋の動植物観察の探究二本立ての企画になります。 もちろん普通の自然探索と生き物観察ではありません。網代弁天山は山全体がチャート(角岩)と呼ばれる堆積岩の一種で主に構成されています。チャートは石灰石と並んで海にすむ生物の化石からできた岩で、その違いを知ると子ども達にもすぐ見分けがつく魅力的な存在です。網代弁天山には中に入れるチャートの洞窟があり、みんなで地球の不思議を感じる洞窟探検も行います。 またもう一つの見どころの秋の野生生物探求では、山と里のボーダーラインである弁天山の里山に残るイノシシやニホンジカなどの野生の生き物を探したり、その足跡を見つけたりしてみます。NHK Eテレでも番組制作に携わっていた自然探求のプロフェッショナル、櫻澤先生(サクちゃん)ならではの視点で、森の過去・現在・未来を探求することができます。 奥多摩の玄関口に位置する小さな網代弁天山が、大地の遺産と秋の野生生物を題材に、絶好の探究アドベンチャーの舞台になる体験に、ぜひ親子でお越しください。
地球の歴史と、縄文時代の史跡を巡る壮大な探究ハイキング!
今回の舞台となる網代弁天山は奥多摩の玄関口、秋川流域にある小さな山ですが、2つのユニークな特徴を持っており、悠久の大地と歴史を探求する絶好のフィールドになります。 まず地理的なポイントですが、都心から続く関東平野と奥多摩の接続地点になるので、山頂からは関東平野が東西に一望できます。平野と山の境目をパノラマで見渡すことができる絶景ポイントになります。双眼鏡で都心のランドマークやご自宅の方向を見るのも、良い思い出になると思います。 次に地学的なポイントとして、冒頭でもふれた網代弁天山を構成するチャート(角岩)です。チャートはプランクトンの化石でできたユニークな岩石で、とても硬いため、火打ち石になります。山中にあるチャートの洞窟は中に入ることもできるので、みんなで洞窟探検をしましょう。縄文時代の遺跡でもあるそうで歴史の探究素材にもなります。
みちくさの達人がガイドする秋の野生生物観察!
今回は秋の野生生物観察も大きな目玉です。この一帯には奥多摩の豊かな自然に育まれて多様な野生生物が生息しています。テレビ番組でも活躍するサクちゃん先生は、テレビ登場時も「みちくさの達人」という別名を持っていて、植物・地学・生き物など自然全般にとても詳しく、また地元秋川出身のため、現地の自然も知り尽くしています。そんな「みちくさの達人」のガイドで、普通の山登りが、驚きと発見に満ちたアドベンチャーと探求のツアーになります。 ▼「みちくさの達人」としてNHK Eテレの自然教育番組でも活躍中のサクちゃん先生 この弁天山のある集落は、山に住む野生動物と人間の居住地の境目=ボーダーラインに位置しています。山裾に広がる集落を注意深く観察しながら歩いていくと、イノシシやニホンジカなど大型の哺乳類が集落のすぐ近くに出没していることが実感できます。このあたりの山は集落に近接していたことから、かつては人が絶えず山に入り、手を加えていたことが判ります。ところが、山の恵みである薪や炭を使わない生活をするようになった現代人は、山に手を加えることがほとんどなくなりました。そんな里山で野生生物と人との関係がどのように変化しているのか、「みちくさの達人」の視点を通して、この地域の森の過去・現在・未来について、理解を深めることが出来ます。 また、奥多摩地域に生息する秋の野鳥は、定住する留鳥と、大陸と日本列島を移動して暮らす渡り鳥が両方見られます。北の国で子育てをして、日本で越冬をするジョウビタキのような冬鳥を観察することが出来ます。秋川の清流に棲むカワセミ、マガモなどのカモ類、アオサキなどのサギ類も見られます。それ以外にもヒヨドリ、キジバト、オナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ガビチョウ、エナガ、ヤマガラ、コゲラ、ホオジロ、カケス、ツグミ、アオジなど、実にたくさんの種類の野鳥が生息しています。親子で双眼鏡を持って、貴重な自然に棲む鳥達を、みちくさの達人のガイドでお楽しみください。
地元で環境活動を展開するチームが準備する安心体制!
今回の体験のプロデュースは、一般社団法人フォースウエルネスの経験豊富な皆さんです。フォースウエルネスさんは秋川流域にある自然や文化の資産を、次の世代のために有効活用することを目的とした組織で、ギフテ!では魅力的な自然探究プログラムを多数企画してくれています。
彼らのライフワークとも言える活動の1つが、秋川渓谷のリバークリーンナップ活動で、その一環として秋川流域に眠る大地の遺産のガイドツアーなども行っており、経験豊富な講師が多く在籍しています。中には自然科学系のテレビ番組の企画・監修を手掛ける方もいて、まさに自然探究学習のプロフェッショナル集団です。
▼リバークリーンナップ活動の様子
体験のベースキャンプは、網代弁天山の登山口近くにある禅昌寺の駐車場です。お車で来られる方はそのまま駐車してもらえますし、大型のテントも用意するので、天候に限らず、集合や休憩できるベースキャンプとして機能します。
奥多摩の玄関口に位置する小さな網代弁天山が、大地の遺産と秋の野生生物を題材に、絶好の探究アドベンチャーの舞台になる体験に、ぜひ親子でお越しください。
- 先生プロフィール
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■櫻澤 裕樹 先生(みちくさの達人 サクちゃん) 元環境省自然保護官(レンジャー) なりきり!む~にゃん生きもの学園(NHK Eテレ/2023年3月終了)番組アドバイザー 『みちくさの達人』と称して、環境教育系番組等の監修・出演など、各種メディアで発信中。大地といきものの不思議、多様性について、都会のファミリー層を中心に、五感で感じて、楽しく学ぶための探究学習プログラムを提供している。 東京山側(東京都あきる野市五日市エリアを中心とした地域)にて、毎日みちくさと秋川リバークリーンナップ活動を実践中。 ★参加人数に応じて一般社団法人FOURTH WELLNESSの経験豊富なメンバーがサポートに入ります。
- 体験者の声
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・双眼鏡の扱い方から始まり専門的な知識を沢山教えていただきました。登山初心者にとって、ラクすぎず、困難すぎず、ちょうど良いチャレンジが出来き子供達も大きな達成感を味わうことができました。ありがとうございました。 ・都会で過ごして生活をさせていだいてますが、山の空気が澄んでいて、その空気を吸って吐いて、綺麗な空気だと感じて癒されました。先生が大好きになり、先生の優しさに触れて楽しかった山登り、や鳥を見たり、川に行ったり、身近な体験を優しい人に出会い、楽しい思い出になったと感じております。 ・大学生の皆さんが一緒に話してくれたのがよかった(子ども談) 地元への強い愛が感じられたとこがよかったです。リフトの廃墟、川べりの空家など、地元民ならではの話も興味深かったです。
- 対象年齢
4歳~小学6年生3歳以下は参加不可、中学生以上はご希望あれば参加可能
- 学べる要素
考えるチカラ
- 開催日時&残席状況
(◯:あきあり △:あとわずか ✕:満席)
- 開催場所
網代弁天山で地球のダイナミックな歴史と、野生生物を探索できる自然フィールド
- 集合場所
禅昌寺 駐車場マップはこちら
【電車の場合】JR武蔵増戸駅下車、徒歩20分、タクシーをご利用場合は約5分程【車の場合】中央道八王子ICより17キロ、現地に無料駐車場あり
- 定員
15組(1組=子ども1名、大人1名)
- 提供元
- 持ち物/服装
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・長袖、長ズボン(汚れてもいい、体を動かしやすい格好) ・運動靴 ・帽子 ・着替え ・小さめのリュック ・雨ガッパ(山の天気は変わりやすいので必須) ・タオル ・飲み物 ・筆記用具 ・昼食用のお弁当 ・レジャーシート ・健康保険証 ・双眼鏡(任意)
- 当日のスケジュール
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10:00 オリエンテーション
10:15 登山道入り口鳥居へ移動
10:30-11:15 野生生物観察をしながら登山
11:15-12:00 洞窟探検体験
12:00-13:00 山頂にてランチ
13:00-13:30 野生生物観察をしながら下山
13:30-14:30 林縁部や河原野鳥鑑賞
14:30-14:45 集合場所に移動
14:45-15:00 発表・ふりかえり
- 備考
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少雨決行となります。台風などで開催不可の場合のみ、その時点で代替可能な日程を前日の夕方までにご連絡を差し上げます。